INTERNATIONAL FURNITURE DESIGN COMPETITION

本審査
2014年3月24日・25日

「木製家具」という基本テーマに加え、「森林資源の保全と循環への寄与」「上質な家具を長期間愛用するライフスタイルの提案」を求めた今回のコンペティション。2日間に渡って行われた本審査では、書類と画像による予備審査を通過した椅子や照明、収納など29点から、試作品での審査で入選作と各賞が選ばれました。

“応援演説”が光った1日目。

長原会長の「この賞が、若いチャレンジャーの人生への自信につながるよう願う」との挨拶で、審査がスタート。危険性のあるもの3点を外して、残り26点を入選作とし、それを付箋を手にした審査委員が見ていきます。
腰掛けて、上から押して、裏返して。「デリケートな仕事をしている」「ややつくり込み過ぎ」「アイデアがいい」などの声が聞こえます。付箋を付け終え、票の多い順に前に出してみると16点。休憩を挟み、そこから8点に絞ります。深澤委員の「やはりこれは構造が…」という指摘で、3D C A Dによると思われる椅子が外されました。川上委員長は「木の本質的な造作じゃない」、アラード委員も「Too much」。何より、木材をムダにしている点が問題でした。長原会長は「これに限らず、今は機械で簡単にできてしまうのが問題だ」と話し、急速にふえてきた3Dでの応募をどう考えるかの課題も見えてきました。

該当作なし?白熱した2日目。

前日に選んだ8点から各賞を決める朝。ゴールドリーフ賞と思う作品に付箋を貼る段で、織田委員が「いちばんよいと思うものと、賞にふさわしいものとは違う」と、ゴールドの該当作なしを提案します。審査委員の討論が始まりました。これは9回のコンペで初めてのことです。
「同意見。前回までに比べ、ふつうすぎる」「該当作なしの方が次回に奮起する」「コンペで該当作なしは外から見てどうだろう」「成熟したものがトップにくるからこそ旭川だ」と討論を重ねた結果、最多得票の「S TChair」が選ばれたのでした。
メープルは早い段階で決まっていた「ウィンドスツール」、シルバーは「市場性がある」「自分も買いたい」と評価された「Campos Chair」、ブロンズは3点のみ入賞として2枠は該当作なしで選定を終えました。

最後に応募者が明かされると、なんと入賞者すべてが日本人。これもコンペ始まって以来です。日本人のDNAが生きている証と考えられると同時に、このコンペの情報が世界に行き渡っていない可能性を課題として浮上させ、次回への検討課題を見つけた形になったのでした。

本審査

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